みんなの談話室 vol.21
老舗ライブハウスの新しい動きから考える、これからの音楽の在り処。
〜”Live Music JIROKICHI” 高向美帆さんと “Studio Leda” 水谷勇紀さんを迎えて〜
「みんなの談話室」は
”自立して自由な活動を続けるミュージシャンをサポートする開かれたサービスを提供すること”を目指して設立された 一般社団法人ミュージック・クリエイターズ・エージェントが、「なんでも相談室」と並ぶメインの企画として続けている “リアルの場” です。
音楽をとりまく環境が大きく変わりつつある今この時期だからこそ、「音楽のこと、音楽に関わることを、みんなで顔をあわせて語る場」を継続的に持っていきたいと考え、毎月渋谷で開催しています。
第21回目は
いずれも1970年代に中央線沿線に開店し、常に”顔が見える”運営を40年以上続けてきた都内の老舗ライブハウス「Live Music JIROKICHI」「曼荼羅(グループ)」よりおふたりをお招きして、それぞれ最新の動向についてご紹介しながら、音楽のこれからについて広くお話しを伺います。
「Live Music JIROKICHI」は
1975年初頭、高円寺に開店。ヨーロッパを放浪し、彼の地での音楽体験を東京で再現しようと開店した初代オーナー荒井誠さんの精神は、スタッフはもちろん、出演ミュージシャンにも受け継がれ、ブルースやソウル、ジャズなどルーツミュージック系の聖地となってきました。2011年から2代目を襲名した娘の高向美帆さんは、このベースの上に日々新たなチャレンジを続けています。店外での共同プロジェクトとして今春立ち上がった「グッとくる音楽をつくる人と、音楽ファンとのご縁をつくる」動画プロジェクト “goen sessions” には、お店をベースにしながらも、それだけにとらわれずに音楽を広めようという新たな意思が見られます。
「Studio Leda」は
「曼荼羅(グループ)」のスタジオ部門。同グループは、1971年に浦和、次いで74年吉祥寺「曼荼羅」の開店以来、現在吉祥寺に4店、南青山に1店のライブハウスがあり、現役創立者の下に個性的な店長が集い運営されています。より具体的にミュージシャンを支えようと05年オープンした「Studio Leda」では、レコーディングエンジニアとして第一線で活動していた店長水谷勇紀さんを中心に、リハーサルや録音の場の提供にとどまらず、実践的なサポートに向けた「ミュージシャンのための無料ミックス講座」、また、スタジオに集うミュージシャンたちを紹介する動画プロジェクト「Musica da Leda」はすでに200回以上の生配信を重ねています。
それぞれの40数年に渡るベースの上に、2代目高向さんならではの自然なアップデートの仕方、エンジニア出身の水谷さんらしい、場と音楽、ミュージシャン / リスナーのつなぎ方。
常に自然に身近に音楽と接しているおふたりと共に、今後の音楽のあり方について、広く話していける場になれば、と考えています。
活動の方向性を考えているミュージシャンやスタッフの方、音楽のある場つくりをお考えの方、みなさん、お待ちしています。
※ご参加の方は、ご予約の際に、質問や話してみたいテーマなどについて、
Peatix ページ、あるいは info@mcagent.info からお知らせください。
□ゲストプロフィール:
高向美帆 [Miho Takamuku]
Live Music JIROKICHI オーナー/制作マネージャー
1974年東京生まれ。東京とロンドンを繋ぐクラブミュージック専門のレーベル Third-Ear recordings(現 U/M/A/A)に、2001年の立ち上げから2009年までデスクとして在籍。’02,’04,’06年にレーベルが主催する、バルセロナのマルチメディア・アート&アドヴァンスド・ミュージックフェスティバル「Sónar」の東京版「sonar sound tokyo」の制作アシスタントを経験する。
出産・育児で一時休業を経て2011年、JIROKICHIの創業者である父(荒井ABO誠)の他界により現職に就き二代目として奮闘中。2017年春より始動の、グっとくる音楽をつくる人と、音楽ファンとのご縁をつくる動画プロジェクト“goen sessions”ディレクター。
ライフワークでリラクゼーション&コミュニケーションツール“ハグモミ”のインストラクター/事務局長を務める。
水谷勇紀 [Yuki Mizutani]
Studio Leda マネージャー兼レコーディング・エンジニア
1968年生まれ。スタジオ・テイクワンからグリーンバード・スタジオのチーフ・エンジニアを経て、2004年、Studio Ledaの立ち上げに参加。 現在はStudio Ledaマネージャー兼レコーディング・エンジニア。 第一線での豊富な経験、高い技術力、常にアーティストを尊重し本質を引き出すセンス、温厚な人柄により、レコーディング初心者からベテランまで水谷信望者は多い。
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テーマ
老舗ライブハウスの新しい動きから考える、これからの音楽の在り処。
〜”Live Music JIROKICHI” 高向美帆さんと “Studio Leda” 水谷勇紀さんを迎えて〜
ゲスト
高向美帆 [MIHO Takamuku]/水谷勇紀 [Yuki MIzutani]
聞き手
永田純 [ミュージック・クリエイターズ・エージェント 代表理事]
日時
2017年4月27日(木) 19:00 OPEN / 19:30 START
場所
渋谷 カナエル
セルリアン東急裏手のコワーキングスペース。
JR「渋谷駅」西口より徒歩5分、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩4分
渋谷区桜丘町29-33 渋谷三信マンション501
参加費
予約 ¥1,500/ 当日 ¥2,000
予約
Peatixにて予約を受け付けています。
みんなの談話室 vol.21 | http://peatix.com/event/255914/
[ Peatixとは、チケット販売、イベント運営サービスです ]
お問い合わせ
090-8640-0205 / info@mcagent.info
主催
一般社団法人ミュージック・クリエイターズ・エージェント
会場協力
株式会社SpinApp Japan
これまでの「みんなの談話室」
Vol.01 行達也 さん [タワーレコード株式会社レーベル事業部/ 前・下北沢モナレコード店長/ 作詞作曲家]
レーベル運営者はなにを考えて音楽を聴いているか
タワーレコード株式会社レーベル事業部行さんが現場目線から語る音楽の将来とは?
Vol.02 The Suzan Rie さん [ミュージシャン。The Suzan メンバー]
日本の音楽シーンってどうですか?
日米で活動するガールズバンド The Suzan から「日本で音楽するボクらが、今考えるべきこと」を学ぶ。
Vol.03 渡邉ケン さん [一般社団法人ミュージックコープ 代表理事]
自分の音楽を広くみんなに知ってもらう方法の本質とは?
今こそもう一度考える ミュージシャンのための(セルフ)プロモーション/ 基礎編
Vol.04 藤森純 さん [弁護士]
音楽と法律の話をみんなでしてみませんか?
NPO「Arts and Law」理事 藤森純弁護士と語る、答えのでない音楽の話。
Vol.05 森大地 さん [ミュージシャン/ “Aureole”、レーベル”kilk records”/ ライブハウス”ヒソミネ” 主宰]
ミュージシャンに今必要な仕事ってなんだろう?
ポストロックバンド目線でレーベルやライブハウスも主宰するミュージシャン森大地と考える。
Vol.06 菊池健 さん [漫画家支援トキワ荘プロジェクトディレクター、マンガHONZ]
音楽シーンの近未来を、マンガ界から考える
〜10年目を迎えるトキワ荘プロジェクトディレクター 菊池健さんと
Vol.07 土屋明子 さん [プレスリリース配信サービス ValuePress! 代表取締役]
ミュージシャンに不可欠な『(セルフ・)プロデュース』を、プレスリリースから学ぼう
〜ValuePress!土屋明子さんと考える、オンガク活動のエッセンス
Vol.08 金子厚武 さん [音楽ライター]
2016年年頭、ボクらの羅針盤を再確認しよう
〜音楽ライター金子厚武さんと語る、自立するミュージシャンの可能性〜
Vol.09 本田みちよ さん [ミュージシャン/ MUSIC SHARE代表]
誰でもできる? 音楽番組の作り方
〜”みんなでつくる、シェアする。” ハンドメイドのミュージックTV 『MUSIC SHARE』本田みちよさんを迎えて〜
Vol.10 金野和磨 さん [Gerbera Music Agency 代表] / 平田英治 さん [MUSIC DROP 代表]
今、求められるスタッフの形とは?
〜ミュージシャンのためのPRエージェント金野和磨さん&新潟で「なんでも相談室」を開設し繋ぎ役を担う平田英治さんをお招きして〜
Vol.11 生明恒一郎 さん [ワンアーティスト代表]
音楽(家)を巡る現状を、少し視点を変えて見てみよう。
〜メジャーレーベルA&Rを40歳で退職してアメリカ留学、帰国してミュージシャンのためのクラウドファンディングサービスを立ち上げる生明恒一郎さんを迎えて〜
Vol.12 手島将彦 さん [ミューズ音楽院新人開発室]
“いま、音楽に関わること”の可能性を語ろう
〜ミューズ音楽院新人開発室 手島将彦さんを迎えて〜
Vol.13 柴崎祐二 さん [株式会社トノフォン]
「もう一度考える、ミュージシャンにとってのレーベルのこと、マネージメントのこと。
~前・P-VINE、現・トノフォン A&R 柴崎祐二さんと語る、今、その可能性~
Vol.14 蒼咲雫二 さん [アイリッシュハープ奏者] / 城間優子 さん [X-jam 制作プロデューサー]
インディペンデントに音楽を続けていくために必要なことってなんだろう
〜「なんでも相談室」のお客様ふたりをお迎えして〜
Vol.15 道嶋彩夏 さん [株式会社パソナ]
音楽家の新しい居場所をつくろう
〜パソナミュージックメイト 道嶋彩夏さんを迎えて〜
Vol.16 野田威一郎 さん [TuneCore Japan 代表]
“録音作品” のこれからの可能性について話そう。
〜 デジタル・ディストリビューターのパイオニア TuneCore Japan 代表 野田威一郎さんを迎えて 〜
Vol.17 白勢竜彦 さん [Orinoco Peatix株式会社]
みんなで話そう、”音楽のある場”のつくり方
〜3人のワークショップから3万人のフェスまでをサポートするイベント&コミュニティ支援サービス “Peatix” 白勢竜彦さんを迎えて〜
Vol.18 高野寛 さん [シンガー・ソングライター ギタリスト プロデューサー]
新春、”音楽の続け方” を語ろう
〜SSW/ プロデューサー 高野寛さんを迎えて〜
Vol.19 イノトモ さん [シンガー・ソングライター]
ミュージシャンのみなさん、少しだけ悩みドコロを変えてみませんか?
〜「成功してる訳じゃないけど、音楽で暮らしてる」母親SSW イノトモさんと話す、音楽の続け方〜
Vol.20 加藤梅造 さん [ロフトプロジェクト]
“場” の持つ可能性、”場” を持つ可能性
〜ロフトプロジェクト 加藤梅造さんを迎えて〜