Q&A(金野) ニュースリリースはどうやって出していますか?
永田:この後、平田さんにバトンタッチしますが、今この流れで、金野さんに質問ある方いらっしゃいますか?
A:レーベル側からすると、ニュースリリースって大きなイベントがあるときくらいしか出せない。リリースしたあとは、もうツアーしかないみたいな状況ってよくあるじゃないですか。その場合、2、3ヶ月後にツアーファイナルのワンマンありますくらいのレベルで、リリースがいちばんの山になってしまう。こっちでニュースをつくり出さないと、つながりというか露出がむずかしくなる。どういうふうに(つなげていくのか)。少し盛ってでもアピールしていけばいい、とかありますか?
金野:ニュースリリースのお話をいただくときに、PRプランについても合わせてやらせていただくのですが、そこでニュースを配置するスケジュールを立てます。だから出すネタがなくて困るみたいなことはあんまり――。
A:ああ、じゃあ最初から組み立てると。
金野:そうですね。基本的にはピークの前に何個か配置するように計画します。たとえば去年、alcottは主催するブタフェスを前にして、ミュージックビデオを毎週公開するという、暴挙というか、めちゃくちゃ大変なことをやりました。あとは、細かくてもリリースは出していますね。「ツアーファイナルの対バンが発表された」とか、「トレーラー映像が公開された」とか、出すほどか?くらいのやつも出しますね。もちろん止めて、止めて、ここでドンッてやろうということもあるので、一概には言えないですけど、話題つくってナンボだったらドンドン出しつづけるかもしれないです。
A:アーティストによって、細かく出した方がいいタイプと、ためて一気にドンッとやった方がいいタイプに分かれますか?
金野:動員規模とか、そういうところで考えます。300以下くらいのキャパでやっていたら打ってナンボというところもあります。300以下でも、フェスに呼ばれると入場規制かかるような、これからある程度伸びるのが見えているアーティストだったら、意図的にセーブする場合もあります。
A:勉強になります。