テーマ
みんなの談話室 Vol.09 誰でもできる? 音楽番組の作り方 〜”みんなでつくる、シェアする。” ハンドメイドのミュージックTV 『MUSIC SHARE』本田みちよさんを迎えて〜
音楽をとりまく環境は、今、大きく移り変わっています。
様々な音楽が様々な形で聴けるようになってきた一方で、様々な情報が飛び交い、それに対して人の数だけ様々な見方や意見があります。そして、様々な形で音楽に関わる活動を続ける人がいます。
月に1回開催している「みんなの談話室」では、そんなことを共有しながら、毎回お迎えするゲストと共に語り考えて行く場になることを目指しています。
9回目の開催となる今回は、”みんなでつくる、シェアする” 音楽番組「MUSIC SHARE」の本田みちよさんをお迎えします。
「MUSIC SHARE」は
月に1回配信されているインターネット上のミュージックTV。
“良質な音楽を少しでも多くの人に届けたい、それ以上でもそれ以下でもない音楽番組” をポリシーに、毎回スタジオに招くゲストのライブを中心に発信されています。
http://www.musicshare.jp
代表の本田さんは幼少時の少年合唱団をきっかけに音楽を始めたミュージシャン。シンガーとしてだけでなく、ユニット結成やクライアントワークなど、幅広く活動してきました。そんな本田さんが、音楽好きの仲間たちと「MUSIC SHARE」を始めたのは2012年。整ってきたインターネット上のインフラを駆使して立ち上げ、延べ数十人に及ぶボランティアスタッフと共に、さらに多くの人を巻き込みながら、音楽を紹介し続けています。
「MUSIC SHARE」のもうひとつの特徴となっているのは、”(東京にとどまらず)各地の音楽シーンを発信し、全国のミュージシャンと音楽を愛する人々を繋げられれば” という方針です。現在、東京以外では、京都、仙台から月1回配信中、新潟、熱海にて準備中で、さらにオフィシャルサイトでは各地の有志を募っています。また、昨年からは提携関係を築いたRed Bull Studios Tokyoから配信を開始し、さらに今月からはLINE LIVE の公式チャンネルとしてピックアップされるなど、その輪はさらに広がっています。
ひとりの音楽好きが、仲間に声をかけて一緒に手作りで始めた番組がどんどん広がり、全国を繋いでいく。個人から始まった輪が、産業中心ではなく、”音楽そのもの”を中心とした新しい流れとしてきちんと形になっているのを見ることは、わたしたちに多くの勇気を与えてくれることでしょう。本田さんとの会話からは、番組に限らず、広く音楽に関わる活動の今後のあり方を考える多くのきっかけが得られるものと確信しています。
会話の主は貴方! みなさんと共に場はつくられます。
ミュージシャンにはもちろん、リスナーの方、ほかのジャンルのクリエイターの方、彼らを支援しようと考えていらっしゃる方、みなさんお待ちしています。